2014年06月01日

茶葉旅 Vol.14 [Jun. 2014]

「やすらぎの和空間で茶農家の荒茶を堪能!」

 埼玉県の県庁所在地、浦和の旧中仙道沿いにある閑静な住宅街にひっそりとたたずむ日本家屋。隣接する老舗「青山茶舗」の納屋を改装し、1階を日本茶喫茶に、2階をギャラリーに仕立て直した「楽風(らふ)」。
 土壁と木の温もりが漂うやすらぎ空間で、茶舗の新鮮なお茶が味わえるとあって、大のお気に入りのお店です。日本茶メニューは約10種。ここで僕がオーダーするのは、決まっていつも”荒茶(あらちゃ)”というお茶。
 荒茶とは、一般に茶農家が製茶したお茶のことで、問屋に出荷され、仕上げ加工される前の原料茶を指します。茶葉の選別がなされていないので、荒茶には大小の茶葉以外に芽や茎の部分、粉なども混じります。そのため形状は不揃いですが、その茶畑でとれたままの、茶葉のすべてが詰まった貴重なお茶ということもできます。
 市場に出回る製品茶は、選別したあと、まだ水分の多い荒茶に火入れ作業を施して保存性を高めるとともに、お茶の良い香りを引き出すための火香(ひか)付けを行います。安定した品質と供給量を維持するため、産地や品種の違う茶葉もブレンドされます。
 本来、茶農家しか飲むことが出来ない荒茶。普通のお茶より生の状態に近いため、青く若々しい、ノンブレンドの個性ある風味を楽しむことができます。荒茶を見かけた際には、ぜひお試しあれ!

◇旅先/埼玉・さいたま市
◇紹介店/日本茶喫茶・ギャラリー:楽風(らふ)

文/青木寿彦
日本紅茶協会認定ティーインストラクター
日本茶業中央会認定日本茶インストラクター
中華人民共和国政府公認茶藝師
posted by cct at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 茶葉旅
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