2013年11月01日

茶葉旅 Vol.7 [Nov. 2013]

「紅茶だけじゃないスリランカとの関係」

 “インド洋の真珠”と称えられる、自然の恵みあふれる美しき島国、スリランカ。なかでも、最大の輸出品目である紅茶は、人々の喉と、国の経済をも潤し、スリランカ人の生活を支えてきました。
 そんな、スリランカが大の親日国であることはあまり知られていません。日本が最大のODA(政府開発援助)供与国であること、同じアジアの仏教国であることなどの理由から、日本人への接し方はとても親切で友好的です。
 じつは、日本の援助には、ある歴史的事実が関係しています。第二次世界大戦後のサンフランシスコ講和会議で、イギリスの植民地として旧日本軍の爆撃を受けたスリランカは、「憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む」という仏陀の言葉を引用して、対日賠償請求を放棄し、日本の真の独立を求め、実現させたのです。それ以来、両国は強い絆で結ばれ、親密な関係を続けています。
 日本の紅茶輸入量の約6割はスリランカ産。3杯のうちおよそ2杯の背景には、こうした事実が隠されているのです。旅行者に対しても、援助を受けている恩を返そうと接してくれるスリランカの人々。僕がセイロン(スリランカ)ティーを愛して止まないのも、そんなところに理由があるのかもしれません。

◇旅先/スリランカ・そのB
◇スリランカ・データ
 面積:6万5607㎢(北海道の約8割)
 人口:約2033万人
 首都:スリジャヤワルダナプラコッテ
 直行便:成田コロンボ(約9時間)

文/青木寿彦
日本紅茶協会認定ティーインストラクター
日本茶業中央会認定日本茶インストラクター
中華人民共和国政府公認茶藝師
posted by cct at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 茶葉旅
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